もう13年、まだ13年、あれから13年
2024.3.10
2011年3月11日
あの日を忘れない
当時の私のブログを見直してみた・・・・・
タイトルは『涙がでてくる』でした
・・・・・・・・・・
NZでの地震のニュースも
気持ちに収まらないのに。
この日本で
想像を遥かに超えた
大きな地震
「東日本大震災」
が起こってしまった。
金曜日の午後、
ここ信州の私のところでも
大きな揺れと
異様なまでの周期の長さ
揺れていた時間
(2分以上あっただろうか)
その、ただならぬ地震と気配に
TVやラジオの速報を
見るに及ばず
これは大変な事だと
感じたが。
事実は、そんな私の想像を
いとも簡単に、飲みこんで
そして
ぞっとするほど
底知れぬ惨状を見せつけていた。
ただ、おっかない。
恐ろしいことが
起きた
起きてしまった。
それでも、
とにかく、今を生きる。
これしかないのだ。
今、自分に出来る事は何だろう。
世界からも
この日本の大災害に対して
“手助けをしたい”
と、申し出てくれる国が
数え切れないほどある。
(あのNZさえも)
涙がでてくる。
こういう時に
まず
何が出来るのか
何をすべきか
考えて
立ち止まっている時間も惜しい。
何でも出来る事から
やれることから
始めよう。
時間は待ってくれない。
涙をおさえて
前を向こう。
・・・・・・・・・・
・・・・・あれから13年
あらためて思う。
あれから日本は、日本人は、
何か出来た事があったのか。やってきたのか。
その後、日本では熊本地震もあった。
そして、2024年1月1日、
よりによって元旦に、
多くの皆さんが心穏やかに年明けを迎えたその日に、
能登半島地震 が発生した。
これまでの震災の教訓を生かした備え、想定はどうだったのか。
いくら問うても自然の猛威は
いつだって人間の想定をはるかに超えてくる。
だから、思う。
例えば原発。
なぜ動かそうとする?
これから新規のものを
なぜつくろうとする?
今、福島に目を向けると
処理水放出だけでも30年かかる・・・
いや、30年かかっても終わらない。
だって新たな水の流入は止まっておらず
日々、汚染水が発生しているんだから。
デブリの取り出し?
その方法もまだ、人間は思いついてもいない。
想定外だった。
で済むわけがない。
自然の驚異は、いつどこで起きるか
誰も想定できないのだから。
制御不能になる危ないものを
使い続けようとする
その判断の根拠は何ですか。
安心安全な国って何ですか?
そろそろ本気で考えてもいいんじゃないですか。
使わないようにする技術を
駆使したっていいじゃないですか。
あるものを無理して使おうとすると
ろくなことになりません。
そのことをあの時、私たち日本人は
思い知ったのではないですか?
『人間は何度同じ災害にあっても決して利口にはならない』by 寺田寅彦
それでも、私は利口になりたい。
あらためて震災によりお亡くなりになった方々を悼むとともに
今なお、その影響を受けて
悲しい思いや辛い日々を送っている方々に
忘れていません、
あの日を決して無駄にはしない
いつも心のどこかに止めて生きていますと
思いを持っている人間が
ここにいる事。
どうか知って欲しい。
明日、
2024年3月11日が来る。
もう13年、まだ13年、あれから13年
生きている限り、忘れませんから
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