アキトの履歴書 9
2009.6.1
(高校へ進学)
進学する高校は、近くて電車賃が安い、隣町の赤穂高等学校の普通科へ決まった。(昭和35年)
所属は進学コース、2クラスの内のA組であった。
高校へ進むと同時に、それまでしていた新聞配達は、
我が家のすぐ北にある近所の平沢さん宅のところへ“勤め先”を変更した。
ここでは、中日、毎日、日経、スポニチ、更には産経新聞と、種類が多く、大変な量を配達していた。
朝4:00すぎ頃から、新聞と折込チラシも自分で配達順に準備した。
襷(たすき)一本で結わえたのを左腕1つで支えて回るのだが、始めた当初は量が多く馴れないために、
腕がだるくて大変だった。
配達コースと言えば、これまた近所にある白心寺の周囲を回りつつ南へ向かい、県道を出て両側を。
その途中、下へと小路を入り、そこからは町並みを離れた外れまで。それから裏道を回って
山田工業(現TBM)まで行ったところを折り返す。
河井工器を経て農協の周りを配り、ようやく終了となる。
辺りがまだ暗い時間から出発するのだが、全てを配達し終えるのは毎回7:15前後であり、
その頃にはもうすっかり明るくなっていた。
高校に通うため朝はとても忙しく、飛ぶように配達をしなければ、朝7:50発の電車に乗るのには、
とても間に合わなかった。
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